2017年3月29日

キュービクルとは?

高圧受電契約の仕組みと設置するメリット

キュービクルは、自社で保有・管理する高圧受電設備です。高圧受電設備には「閉鎖型」と「開放型」があり、以前はビルや建物の1室に「電気室」として変電設備を設けている開放型が多く見られましたが、技術の進歩に伴い閉鎖型であるキュービクルが一般的になっています。
一定規模以上の電気を使用する建物や設備では設置が義務付けられており、近年は電気代削減のためにキュービクルを設置するケースも増えています。
今回はキュービクルについて、電力の契約方式やその仕組み、導入のメリットをご紹介します。

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【目次】

1. キュービクルとは?

2. 電力の契約方式とキュービクルの仕組み

3. キュービクルを設置するメリット

4. キュービクルは長い目で見れば経済的な設備

キュービクルとは?

キュービクルは、高圧の電気を受けるための箱を指します。商業施設や中小規模の工場、オフィスビルなど高圧受電契約をしている建物では、必ず設置されている電気設備です。

正式には、「キュービクル式高圧受電設備」といいます。変電所から高圧のまま送られてくる電力を変圧して、施設内で使える大きさまで電圧を小さくする設備です。見た目は金属製の箱で、その箱の中に受電設備が収められているため、キュービクル(小屋、箱)式と呼ばれています。キュービクル自体は灰色かクリーム色をした箱型をしており、建物の屋上や敷地内に置かれることがほとんどです。

商業施設やオフィスビル、病院など多くの電気が必要な事業所の場合は、電柱の変圧設備を通らずに直接高圧の電気が送られます。高圧受電設備は、高圧のまま送られてくる電気を受け入れ、施設内で使える電圧の電気に下げる役割をしています。
基本的にキュービクルは、高圧受電契約をしている建物しか設置の必要はありません。しかし、現在は少しの電力しか利用していなくても、将来、電力使用量の増加が予想される場合、高圧契約が可能になることもあります。

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電力の契約方式とキュービクルの仕組み

キュービクルは、高圧受電契約をしている需要家が、電気を安全・快適に利用する上で重要な働きをしています。電力の契約方式とキュービクルの仕組みについて見てみましょう。

電力の契約方式

電気を利用する際、電力会社と結ぶ契約には「高圧受電契約」と「低圧受電契約」があります。目安として、使用電力が50kW以上の場合は高圧受電契約、一般家庭や小規模な建物、個人商店などの50kW以下の場合は低圧受電契約となります。

キュービクルの仕組み

キュービクルの中には、変圧器・配電設備だけでなく、保護動作に必要な遮断機、保護継電器などが入っています。それ以外にも電気の使用状況を監視する計測装置や制御機器などがコンパクトに格納されています。

発電所で創られた電気は、数十万ボルトの超高圧のまま変電所へ送られます。変電所では、発電所から来た超高圧の電気を、数万~数千ボルトの高圧電力にまで下げて、電柱や送電線に電気を送り出しています。
一般家庭の場合、送られてきた高圧電力は、電柱に取り付けられた変圧設備(柱上トランス)で100V~200Vの低圧電力に下げてから供給されます。それぞれの家庭に供給された電気は、分電盤と呼ばれる箱の中にあるブレーカーで調整され、電気の使い過ぎや漏電時に自動で遮断するようになっています。

しかし、50kW以上の多くの電力を使用する事業者の場合、柱上トランスだけでは変圧できる容量が足りないため、高圧受電契約を結び、変電所から直接高圧の電気が送られます。キュービクルは、柱上トランスと同じように高圧の電力を変圧し、建物内に電気を配電する役割をしています。これに加えて、一般家庭のブレーカーと同じように、万が一建物の電気設備に不具合が生じてショートや漏電などをした場合に、他の設備や建物にまで影響を及ぼさないよう素早く電気の供給を遮断する保護動作も担っています。

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キュービクルを設置するメリット

キュービクルは、一定規模以上の電気を使用する建物・設備では設置が義務付けられていますが、最近では大規模マンションでも設置が進められています。キュービクルの導入には、どんなメリットがあるのでしょうか。

電気料金を安く抑えられる

キュービクルを設置することで、電力会社のトランスを通さずに自社で電気を管理することになります。そのため、高圧電力は低圧電力に比べて電気料金単価が割安に設定されており、電気料金を安く抑えることができます。最近では、これを利用して既存のマンションにキュービクルを追加で設置し、低圧から高圧の契約に変更することで電気代を下げるケースもあります。

コンパクトでメンテナンスが簡単

キュービクルは箱の中に機能がすべて格納されているので、現場の取り付け工事を簡単に行うことができます。また、1箇所にまとまっていることで、定期的な保守点検作業も簡単でメンテナンス性に優れているといえます。

キュービクル設置後の保安点検は義務

キュービクルを設置した後は、毎月の日常点検と年1回の年次点検が義務付けられています。保安点検時のメンテナンスが簡単というメリットはありますが、電気主任技術者の資格を持った業者に委託する必要があります。

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キュービクルは長い目で見れば経済的な設備

キュービクルを販売しているメーカーは多数ありますが、建物の用途や設置場所によって設備が大きく変わるため、大規模施設では建築物ごとに特注となる場合があります。小・中規模の施設では、既製品や標準設計品を選ぶことが可能なので、初期コストを抑えることが可能です。
キュービクルの設置費用や保守点検のコストは別途必要になりますが、毎月の電気料金が抑えられるため長い目で見れば経済的でお得といえるでしょう。月々の電気使用量が多い事業所であれば、高圧受電契約への切り替えと合わせてキュービクルを活用してみてはいかがでしょうか。

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