ダイヤゼブラ電機

メーカーの生い立ち

大正14年に大阪市福島区で創業者の田淵繁によって設立された「美登里商会」が前身のダイヤゼブラ電機は、もともとは珪素鋼板のプレス加工から始まったメーカーです。
美登里商会の工業部門を分離したのち、1940年に社名を「田淵電機株式会社」と改め、変成器・トランスの製造を開始しました。
創業以来、トランスをはじめとして「電気を活用して電気を生み出す」事業に注力してきた会社で、その発展形として1997年よりパワーコンディショナの開発を開始しました。
そして2021年10月、社名を「ダイヤゼブラ電機株式会社」と改めました。

自社ブランド 「EneTelus」

2011年にはパワコンを中心としてエネルギー分野でのソリューションを提供する自社ブランド「EneTelus(エネテラス)」を立ち上げました。
「エネルギーで未来を明るく照らす」というブランドコンセプトのもと、1970年代から電源の分野で培ってきたアナログ技術のノウハウと、独自に開発した系統連系方式とを合わせた製品を発表しました。

確かな実績

パワコンの分野においても豊富な実績を持ち、どこよりも選ばれ続けてきたメーカーであるといえます。
自社のブランドのパワコンに加えて他社に対してのOEM供給も行っており、自社開発のパワコンはその変換効率の良さや省エネにおいて高い評価を得ています。また、住宅用のパワコン市場ではトップクラスのシェアを占めており、2016年3月期には累計シェアにおいて国内で№1に輝きました。

ダイヤゼブラ電機の特徴

高い発電量

「EneTelus」は、ストリングごとに制御を行うマルチストリング方式で発電ロスをなくし、発電量を最大限まで高めます。
例えば、昇圧器や接続箱なしに直接本体と接続できるので、中間ロスが発生しません。
加えて、ストリングごとにMPPT制御を行い、常に出力を最大に保ちます。
他にも、雪が降った翌日、一括入力方式はパネルに残った雪がすべて溶けるまで出力が回復しませんが、マルチストリングなら雪が溶けたストリングから回復するので、マルチストリングの利点を実感できます。

抜群の使い勝手

パネルの種類はストリングごとに揃っていればいいので、あるストリングは単結晶モジュール、また別のストリングでは化合物系モジュールという風に異なるモジュールを組み合わせて使用することもできます。
さらに、容量合わせも不要なので、住宅屋根のスペースを有効活用でき、設置の自由度が上がりました。

いざという時も安心

モジュールに出力低下や故障が発生した場合、そのまま使用すると他の機器にも影響する恐れがあります。
しかし、ダイヤゼブラ電機のパワコンは故障のあったストリングだけ切り離すことができるため、停止ロスを最小限にとどめられます。さらに、雷などで系統に異常が生じたときも、高周波絶縁トランス方式で太陽電池側に電流が流れないよう食い止め、モジュールの安全性を守ります。