2017年3月29日

ソーラーシェアリングとは?

農地を活用して太陽光発電を行うメリット

農作物を栽培している農地を活用し、農業をしながら太陽光発電で電気を創ることを「ソーラーシェアリング」といいます。農業と売電の両方から収入を得ることができる方法です。気候変動や気象災害に影響されやすく不安定な農家の収入を増やすための新しい投資として注目されています。
今回は、地域振興策としても期待されるソーラーシェアリングについて、メリットや導入方法をご紹介します。

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【目次】

1. ソーラーシェアリングとは?

2. ソーラーシェアリングのメリット

3. ソーラーシェアリングを導入するには?

4. 農業の振興策として注目が高まるソーラーシェアリング

ソーラーシェアリングとは?

ソーラーシェアリングは農作物を栽培しながら太陽光発電を行います。「農業」と「太陽光(ソーラー)」で農地を共有(シェア)することから、ソーラーシェアリングと呼ばれています。

日本では、食料自給を目的とした優良な農地を確保し、計画的な土地利用を行うという観点から、農地を農地以外のものに転用することを認めていません。土地の所有者や権利者が農地の転用を希望する場合は、原則、都道府県知事か指定市町村長の許可が必要です。そのため、農地に太陽光発電を設置することは、支柱の部分が農地転用にあたるとして認められていませんでした。
しかし、2013年に農林水産省が農地転用についての規制を緩和したことで、農業の適切な継続を前提とした期限付きの一時転用が許可されるようになりました。この制度を利用して、ソーラーシェアリングを行います。

ソーラーシェアリングは、農作物を栽培している畑や田んぼの上に支柱を立て、藤棚式の簡易的な架台を作り、短冊状の太陽光パネルを設置して発電する仕組みです。架台の高さは地上から3mほどで、農作物に太陽の光が当たるように一定の間隔をあけて設置します。農作物の成長に影響しないように工夫することで、農業と太陽光発電を両立しています。

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ソーラーシェアリングのメリット

農業を続けながら農地をさらに活用できることはもちろんですが、ソーラーシェアリングは農業・太陽光発電のどちらにとってもメリットがあります。

発電量が多い

農作物を生育する農用地はもともと日当たりが良く、周りに日差しを遮るような建物もないため、太陽光発電に適した土地といえます。発電効率が良いことに加え、広大なスペースにたくさんの太陽光パネルを設置できるため、安定した発電量を確保することができます。

生産者の収入を増やせる

農作物の出来は気候変動や気象災害などに大きく左右されます。そのため、農業によって得られる収入は不安定で、労働量に比べて収入が低いという問題があります。
ソーラーシェアリングの導入により、売電収入で農家の収入を増やすことが可能です。また、農家の収入源が増えて所得水準が上がれば、農産業の活性化になるだけでなく、これまで問題となっていた農家の後継者不足や生産者の高齢化改善にもつながると期待されています。

農作業のしやすさと作物への影響

太陽光パネルを設置することで下に影ができるため、農地や農作物から必要な水分が蒸散することを抑えられ、灌漑用水の節水も可能となります。生産者にとっては、直射日光による夏場の過酷な作業が軽減されるというメリットもあります。

農地の上に太陽光パネルを設置して、農作物への影響を心配する人もいるかもしれません。しかし、農作物が成長するために必要とされる太陽光には一定の量があり、それ以上の光を浴びても光合成には利用できないといわれています。さらに、強過ぎる直射日光は、農作物の葉を焼いたり枯らしたりする場合もあります。
そのため、太陽光パネルを設置することで、農作物の生育に必要な一定量の太陽光を当てながら過度の直射日光を遮り、不要な光は発電に利用するという仕組みになっているのです。

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ソーラーシェアリングを導入するには?

ソーラーシェアリングは、農地にすぐに導入できるというものではなく、開始するには設備面などに条件があります。

例えば、太陽光パネルを設置する支柱部分は農地の転用とみなされるため、農業委員会の一時転用許可が必要です。「一時転用」という条件のため、転用期間は3年以内とされており、その後、3年ごとの継続審査で適切に営農が行われていると判断されれば更新することができます。
さらに、ソーラーシェアリングの設備導入によって農産物の生産に支障がないことを、年1回報告する義務があります。前年と比較して収穫量が大幅に減少したり、品質に著しい劣化が生じたりすれば、転用の継続ができなくなる可能性があります。

また、太陽光パネルを設置する架台の支柱は、簡易な設備ですぐに撤去できるものでなければなりません。一時転用の継続許可が出ない場合、太陽光発電の設備撤去を命じられることもあります。
ソーラーシェアリングを導入する際は、収穫量の減少や品質劣化を防ぐためにも、適した農作物の選定などを事前に確認することが大切です。

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農業の振興策として注目が高まるソーラーシェアリング

ソーラーシェアリングは、農地を有効活用することで不安定な農家の収入を支える新しい仕組みです。しかし、農地転用の規制緩和がされてから、一般的にはまだ新しい取り組みであり、「技術が確立されていない」「自治体などの手続きが難しい」という課題も抱えています。
ソーラーシェアリングは、農家の経営が安定する画期的な方法であることは間違いありませんが、導入を検討する場合はメリットやデメリットをよく理解しておくことが大切です。

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